gonを利用して、railsからjsに引数の値を受け渡す
はじめに
ごんぎつね、という児童文学がございます。日本では誰もが知っている、狐が出てきて、猟師がでてきて、結局誰も救われないという、非常に切ないお話でございます。なんでも作者が十八のときに、こちらの作品を書き上げたそうですね。
それはさておいて、上記の作品と少しばかり似たネーミングのgemがgonでございます。こちらgemを利用すると、Railsの環境で利用されている変数値を、viewsで利用しているjs環境下へ容易に受け渡すことができます。
実装
ゴンをインストールします。一行でゴンはやって来ます
$ gem install gon
ゴンに招集を掛けます。一行でゴンは姿を見せるでしょう。
<%= include_gon %>
ゴンに指示を出します。やはり一行で、ゴンは貴方様の言いなりです。
gon.marron = @mountain.marron
指示を出す側は、controllerから一歩も外に出ずとも大丈夫です。
全てはゴンがよしなに処理してくれます。
ゴンはいいヤツなんです。
これによりjs環境下では以下のとおり、ゴンを使役することができます。
> console.log(gon.marron)
ところで、皆様は野生のキツネの寿命をご存知でしょうか。
ごんぎつねのモデルとなった野生のホンドギツネは、およそ三年から四年ほどでございます。また、性成熟までは約一年となります。つまり、猟師の兵十と遭遇した次点で、ゴン氏の残り寿命は最長でも二年から三年ほど。
こうなるとハムスターと大差ありません。
ちなみに都内の路上でよく見かける、くるっぽーくるっぽーしている鳩は、ああ見えて十年近く生きるそうです。餌が安定供給される場所では、それ以上にわたって生きる個体も珍しくないのだとか、ネットの記事で見かけました。
狐、とても可愛いと思います。